大人の冒険旅行って
9月17からの3連休で、長野へ行って初めての登山をしてきました。計画したのはもう1年も前のこと、昨年息子が小学生の時に参加していた《冒険プログラム》OBSに10年ぶりに参加、今度はわたしも参加してみたい!と思いました。ところが探してみると年齢制限があってどのコースも参加不可能??と思ったら、「エンパワーメント」(力をこめる)という60歳までOKのコースがひとつだけあって、飛びついたわけです。今年になって、身体の具合で母がもう登山に行けなくなったこと、ヨガのクラスにロッククライミングをやっているというかたが参加したことも「今年こそチャレンジしてみよう!」と奮い立った原因のひとつです。
内容は、当日初めて顔を合わせる7人チームで、初日はほぼ垂直の15~20mの岩壁を乗り越える「ロッククライミング」 二日目は往復8時間1900m超の雨飾山登山とキャンプの体験です。主催するOBS(アウトワードバウンドスクール)は1941年にイギリスで設立された世界的冒険教育機関)です。主に青年層、ジュニア向けのプログラムが知られていますが、現在は企業や教師育成、そして「エンパワーメント」のような中高年向けも行っています。もちろん、ベテランのインストラクターが付き、雨具からテント、食事の為の装備までいろいろ貸していただけます。初日は個人の力に気づき、次の日はみんなの力を借りて、自分の中にある壁と向き合う3日間でした。なにはともあれ、山初心者のわたしが怪我なく帰ってこられたのも、OBSのしっかりしたプログラムと6人の仲間のお陰と感謝しています。
どういう場面で どんなふうに身体が痛くなったか、きかなくなったか、
心がくじけそうになったか、それでも前を向けたのはどんなことがきっかけか、
わたしの体験はいくらでも話すことができますが、自分でやってみなければ答えは出ないことばかりです。そのことにあらためて気づくことができました。
これから社会に出る人たちはもちろんですが、毎日が壁を登ったり、踏ん張らなければならないことばかりの「現役の社会人」のわたしたちこそ、今 本物の冒険旅行が必要なのではないでしょうか?
命綱を腰につけてゴールだけを見て上ります。
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