オーケストラwithバレエ
10月14日、ティアラこうとうへオーケストラwithバレエを観に行ってきました
この公演は東京シティフィルハーモニック交響楽団と東京シティバレエ団のコラボで、1部がオーケストラの演奏、2部が舞台上のオーケストラの前でバレエ団が踊るというユニークな企画で今年で18回目を迎えるそうです。
毎年プログラムが楽しみなんですが、今年は1部のオケの演奏が 幕開きに歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲で華やかに始まり、次が とてもエキゾチックで情景の浮かぶような、歌劇「イーゴリ公」より”だったん人の踊り”、1部の最後は若手トランペット奏者多田将太郎さんをゲストに、民族色豊かなアルチュニアン作曲「トランペット協奏曲 変イ長調」。 第2部のオケとバレエの共演はブラームス「ハンガリー舞曲集」です。
ハンガリー舞曲集というと民族色豊かな衣装と踊りを想像しますが、石井清子先生の演出は一味違いました。民族衣装を着ているのは坂本麻美さん一人だけ。あとのダンサーは黒のシンプルな衣装でとても現代風です。振付も民族舞踊を感じさせる振りは所々出てきますが、現代風な振り付けの中を坂本麻美さんが、現代に迷い込んできたように、合間をぬっていくように出てきます。この坂本麻美さんの仕草や踊りががとても可愛くて、舞台に出てくる度に目がいってしまいました。若手のフレッシュな踊りが見られるのも、この舞台のいい所ですね
幕間の、清子先生と指揮者の飯守先生のトークで、清子先生が「伝統のあるものと新しいもの」という話を、飯守先生が、「北ドイツ出身のブラームスが作曲した南ヨーロッパ、ハンガリー地方の舞曲」とお話されていましたが、オケとバレエのコラボであるこの企画にピッタリのプログラムだったと思います。
ティアラこうとうとバレエ団・オケが提携しているからこそ出来る、S席でも4000円というお手頃な値段でオケとバレエが楽しめる、芸術の秋にお勧めの公演です
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コメント
さすが
アートスタジオでは一番のクラシック音楽通であり、バレエの裏も表も知り尽くしたTOMOちゃんならではの、コメントですね~


ティアラでの公演は下町らしく気取らずに見に行けるのも、魅力です
これからも、いろいろな公演の情報をよろしくお願いします
投稿: midori | 2012年10月21日 (日) 19時40分