「ボレロ」圧倒されました!
10月20日 「雨女」を自称する清子先生の振付構成による《ボレロ》本番当日は、朝から降りしきる雨が夜まで続きましたが、ティアラの大ホールはお客様の熱気でいっぱい!スタジオからは三左子先生とお母様、苅込さん、中村&母で見に行って参りました。
この「参りました」は「いやぁ~参った!脱帽!」の意味もあって・・・
フレッシュ名曲コンサート オーケストラwithバレエ
第1部 まずはオーケストラのみで、チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」
ヴァイオリン奏者は少女のような華奢な姿の周防栄介(なんと18歳、高校生)です。その細い身体からは想像できないほどの、エネルギッシュかつ繊細な演奏にただ驚くばかり。
物怖じしない堂々とした立ち姿も、さすが音楽コンクール第1位の風格でしょうか。。。
第2部 withバレエは2曲ともにラヴェルの作品。舞台転換の合間に清子先生と東京シティフィル指揮者の飯森さんのトークもあったのですが、そこでこの対照的なラヴェルの2曲についてもお話がありました。最初の「亡き王女のためのパヴァーヌ」はしっとりとやさしく、静かな曲想のに対し、「ボレロ」は何回も繰り返されるテーマが次第に熱を帯び、高まってラストを迎える激しい曲想です。この違いはラヴェルの生い立ちにあるようで、スペインに程近いバスク地方で生まれたことが影響しているようです。
「パヴァーヌ」は押しも押されもしないシティバレエ団のプリマの志賀育恵さんと何度も発表会のゲストとしてお世話になった春野さんのご夫婦ペア。息はもちろんぴったり、そしていつもよりもしっとりした曲だっただけにふたりの熱量がうまく合っていたような気がします。
久しぶりの「ボレロ」は振り自体は変わらぬとも、構成は一部変わっていて、こういうところが最初の振付から30年たっても目を見張る凄みを感じさせる、清子先生の素晴らしさ!
最後のアンコールまで熱烈な拍手なりやまず。。。 本当に何度見ても、こころを持っていかれる迫力は変わりません。
スタジオでは1995年、35回目の記念すべき発表会にOBも参加して「ボレロ」を踊ることが出来ました。こうして目の前で見てしまうと、またあの感動を!と思ってしまいますね。次の機会、どんなメンバーでどんな舞台になるのか?今からワクワクします。
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