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2015年2月19日 (木)

「死と乙女」世界初演に興奮!

2015、2月15日(日)
東京シティバレエ団のLIVE2015をティアラこうとうで見てきました。

モダンのプログラムなのに小学生もいるの?(くるみ割り人形でもないのに?)と思いながら客席を見渡すと、落ち着いた年代を中心にほぼ満席で納得。
その中で、オープニングは清子先生の振り付けによる「ボレロ」から始まります。
スタジオの生徒発表会で《最初で最後》の「ボレロ」をやってからまだ数年、、、
あの時、ほかのスタジオさんから「いい時期にやったね」と言われ、
それは、スタジオにボレロを踊れるちょうどいい年齢の生徒が揃っていたこと、だけでなく
そのあと、シティバレエ団に清子先生の作品が厳正に管理されるようになり、
おいそれと、そのへんのスタジオの発表会では踊れなくなったこともあり。。。
などと、いろいろなことが思い出されました。
生命力あふれる という文字を動きにしたら、こうなるのじゃないかしら?
何度となく同じフレーズが繰り返されるうちに、エネルギーのボルテージが上がり、
最後は・・・ ここだけは、今までの振りと一番違うところで
ひとりひとりのダンサーが気持ちの赴くままに弾けるように 
それぞれ激しく自分の振りで舞い踊ったあとに
センターに集約してピシッと止まってポーズ。
拍手喝采。となりからは「カッコイイ!」の声。
何回も見慣れてるとは言え、今回もまた震えるほどの感動を覚えました。

休憩のあと、小林先生と中島先生の「短編」創作が続きます。
どちらもバレエ団の花形を起用しての意欲作、ですが
中島先生に限定して言えば(小林先生の作品は未だあまり見てなくすみません)
和製「カルメン」のような奇想天外の発想のドラマチックなもののほうが
楽しめたように思えます。

トリはいよいよ「死と乙女」
ガラスを砕くようなギコギコした音から始まり、まずはシャコンヌの曲からクラシックのテクニックと
スピード感あふれる踊りが続きます。舞台上はヨーロッパの地下の酒場にあるようなシャンデリアが10個以上も下がり、その薄暗い灯りの中で女性は黒の艶っぽい衣裳に身を包み踊りにまで艶やかさを添えています。男性も見せうる限りの飛ぶ!回る!のテクニックで舞台を飛び回ります。
振付家の予告通り、後半はトゥシューズを脱いでのダンスなのですが、それが前半から違和感なく続くのが不思議。あぁ、と息をのんだり、いつの頃でしょうか、知らぬ間に舞台に引き込まれ、私の隣の人も、また隣の人も、座席から体を起こし前のめりになって見ています。

気がつくと舞台上はキラキラと上から銀の吹雪、曲もシューベルトに変わります。
トゥシューズ=浮遊感、脱ぐと~大地への密着感、という感覚はいい意味で裏切られ、ダンサーの持ついろいろな可能性を示してくれたように思います。

有名な振付家と引き込まれる演出、照明など装置、も素晴らしいですが
ここまで表現してくれたダンサーのレベルの高さに驚きました。

終わったあと、すぐに「もう一度見たい!」と思ったのは、わたしだけ?
と思いましたが、幕が下りてから続くカーテンコールと拍手の嵐に
わたしだけではないんだと確信しました。

これはこの二日間ではもったいない、ヨーロッパでも負けない凄みがあります。
ぜひ、再演をお願いします。

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